不器用を売りにする人
SNSのニュースを見てたら、ちょっと気になるコメントがあったので、続きを見ようと思って、その人の日記を表示しました。
ニュースは、新幹線に落書きされて、運休になった話だったんだけど、それに対するコメントが、すぐに乾くペンキでも塗って予定通りに走らせればいい。500人に影響が出たのはJRのせいだ、という内容でした。
どんな人間がこういうコメントを書くのかと思って、プロフィールと参加コミュニティを見ると、「不器用だってかまわない」みたいな名前のコミュが入ってました。
「器用」っていうのは、細かい手作業が得意だったりとか、道具の扱いが上手ってことで、「不器用」は器用ではない、ってことだ。
また、生き方があまり上手じゃない、とか、いろいろと要領が悪い人のことも「不器用」と言ったりしますね。もとは否定的な印象の言葉だと思う。
でも、「わたし不器用なんだよね」と自己申告する人って、なぜだか自分が不器用であることについて、ちょっと得意げなかんじがします。特に、手先が不器用、ということではなくて、性格が不器用な、という意味で言う場合には、得意度も最高潮に見えます。
以前から、不器用のどこに得意になる部分があるんだろう、と不思議でしたが、上に書いた人のプロフィールを見ると、自分大好きな人、という雰囲気が全面に出ていて、そこで気づきました。
自分が大好きだから、自分のひとつの特徴である「不器用」という部分も改善したいとは思わないし、むしろそこがいい部分でもある。このオレ様と友だちづきあいしたいなら、「不器用」も含めてオレ様なんだから、そこんとこヨロシクな。
ってことなんでしょ?
あとは、「器用」という言葉の裏にある否定的なイメージのせいもあるかも。
器用ってことは、要領がいいってことで、八方美人とかずる賢いとか、そういうことにもつながるから、「不器用」と自己申告することで、自分はずるくない、と、他人に思い込ませようとしてる、というか、自分でも自分のことをそう思いたいのかも。
でも、わたしの周辺をみるかぎり、ほんとに不器用な人ってそれを恥ずかしがるから、自分から自分のことを不器用だとは言わないと思うんだよね。
不器用を言い訳に使ってるだけ、という場合もありそう。
何かをうまく出来ないときに、努力が足りなかったからという部分を隠すために、「不器用だから仕方ない」という言い訳を前もって準備してるのかな。
どちらにしても、自称「不器用」な人って、なんか信用できない、と思ってしまうのでした。



